但馬ティエスケイ株式会社

　昭和48年の会社創設以来、一貫して自動車や船舶などに使われるリモートコントロールケーブルの部品製造を行っているのが但馬ティエスケイ株式会社です。

　製造する部品は、金属部品、樹脂・ゴム・ワイヤー類など多種多様でありながら、独自のノウハウにより高品質な部品作りを行っています。

　特に冷間鍛造（金属材料を常温で金型を用いて圧縮成型すること）による金属部品製造では、日本有数の技術を有しています。穴径の5倍程度の深さの加工が限界といわれていた長穴加工において、約15倍の深さの加工が可能となる技術を開発されました。

　この技術は、「但馬産業大賞」（キラリと世界へ輝く技術部門）にも選ばれています。

　また、1秒間に1個という高い生産能率を実現し、量産化にも力を入れています。

　こうした独自技術により、多様な製品要求に応え、さらに製造コストも低減することで、海外との価格競争にも負けない安価で高品質な部品を供給し続けています。

　この会社の製品は、自動車や船舶、そして住まいや医療などの多様な分野で活躍し、陰の力となって私たちの生活を支えています。

（この記事は、２０１１年５月２５日発行の「広報とよおか」に掲載されたものです。）