株式会社脇漁具製作所

　株式会社脇漁具製作所は、明治43年以来、その名の通り漁具を作り続け、昨年で創業100年を迎えた歴史ある企業です。釣具・漁具を取り扱い、魚網以外では但馬で唯一のメーカーです。

　同社では伝統漁具からルアー（ 疑似餌）までを、独自で企画・開発しており、長年の経験で培った技術とノウハウを生かすとともに、地道なテストの繰り返しや、消費者の声に応える真摯な製品作りを続けています。

　取扱商品は、イカ釣用擬餌針・ソルト（海水用）ルアー・鉛沈子（おもり）・ライン（釣り糸）など多岐にわたります。同社では、兵庫県産を中心に、全て国産の針を使用し、各地の海や漁法に応じ、金属、貝、布、プラスチック、ビニールなどさまざまな部材を合わせた擬似餌を製造しています。

　また漁具から派生したレジャー向けルアーは、二つのブランドを立ち上げて販売し、釣り人の注目を集めています。

　昨今、日本の針を使用して日本人がデザインした和製ルアーは、海外で高い評価を得ているとのことで、同社は英語のホームページを作成し、現在、アメリカ、イタリアなどへ輸出しています。今後、ヨーロッパでの見本市への出展など、積極的な海外展開を予定しています。

（この記事は、２０１１年９月２５日発行の「広報とよおか」に掲載されたものです。）